「人の生命や健康、老後のリスクなどに備える保険を「生命保険」といいます。
家や家財、自動車など、モノの損害に備える保険を「損害保険」といいます。
生命保険とは、主に「ヒト」に対して備える保険のことです。
一言に生命保険といっても細分化されており、様々な種類の保険がありますが、今回は「亡くなったときの保障」、「ケガや病気をしたときの保障」、「将来の保障」の3種類に分けて説明していきます。
死亡保険は、保険加入者が死亡したときに保険金が支払われます。
加入者のための保険ではなく、加入者が死亡した後、残された人の今後の生活やお葬式など身辺整理のために加入することが前提です。
死亡保険の種類として、『定期保険』と『終身保険』があります。
保障される期間が決まっているのが『定期保険』です。
定期保険は保障期間が定められているため、保障期間が過ぎた場合は、契約の更新が必要になります。
保険料は原則として掛け捨てとなり、満期や解約のときも返金はほぼありません。
保険料の支払い方法として、契約を更新する度に保険料が上がる「更新型」と、保険料が一定の「全期型」の2種類があります。
全期型は、あらかじめ「30年」など長期で契約することによって保険料を一定に保つことができます。
保障が必要な期間があらかじめ分かっている場合は「全期型」での支払いのほうが長い目で見ると保険料が安くなります。
定期保険のメリットは、月々の保険料が終身保険と比べて割安で、保障も高額な点です。
例えば、「自分が亡くなった後、子どもが成人するまで生活を保障したい」など、保障したい期間が決まっている方に向いている保険です。
注意点としては、契約期間が一日でも過ぎてしまうと保障が受けられなくなってしまうことと、「更新型」の場合は更新の度に保険料が上がってしまうので、定期的な保障内容の見直しが必要になります。
『終身保険』とは、名前の通り一生涯保障が続く保険です。
保障に期限がある定期保険と違い、加入者がいつ死亡しても保険金が支払われます。
最大の特徴として解約時に解約返戻金があり、貯蓄のために加入する方もいらっしゃいます。
保険料の支払い方法としては、一定期間、一定の年齢まで保険料を支払う「有期払い」、契約している限り保険料を払い続ける「終身払い」、一度で保険料を支払う「一時払い」の3種類があります。
「有期払い」を選択した場合は、「終身払い」と比べて保険料が高くなってしまうため、家計に合わせて支払い方法が必要になります。
メリットとしては、保険料が一生涯変わらないため、家計の見通しが立てやすいことや、保険料の払込が一定期間を経過すると解約返戻金が払込保険料を上回るため、貯蓄が目的の方にはピッタリな点です。
注意点として、定期型に比べると月々の保険料が割高になってしまうことや、早期で解約した場合は、解約払戻金が支払保険料より下回ってしまうため、プランの変更がしにくいという点があります。
養老保険とは生死混合保険という種類に分類され、死亡保険と、生存保険両方の特徴を持った保険のことです。
養老保険は満期になった際に、毎月積み立てていた分の保険金が支払われます。
そして万が一、保険期間中に死亡した場合も死亡保険金が支払われます。
収入保障保険とは、加入者が亡くなった場合に、残された人に対して保険適用期間終了まで、毎月定額、もしくは一時金を受け取ることができます。
掛け捨てタイプのものが多く、保険料は通常の終身保険に比べ割安といわれています。
給料のように安定した収入が入ってくるため、生活の安定を優先して考えたい方に向いている保険といえるでしょう。
学費などが必要になる、小さい子どもがいる家庭の方にお勧めです。
注意点としては、死亡した時期により、受取額が変わる事です。
契約年数のうちに死亡した時期が早いほど、保険適用期間が長いため、受取金額は増えますが、死亡した時期が遅いほど、保険適用期間が短くなるため受取金額が少なくなります。
逓減定期保険とは、必要な保障金額を毎年一定の割合で減らしていく定期保険です。
この保険は小さな子どもがいるご家庭の方が選ばれることが多いです。
例えば、5歳の子どもが成人するまでに必要な保障額よりも、15歳の子どもが成人するまでに必要な保障額のほうが少なくなります。
逓減定期保険は、子どもの成長に合わせて保険金も保険料も減っていく仕組みになります。
他の保険に比べて保険料が割安ですが、ケガや病気の心配が多い高齢者になったときの保障が少ないため、注意が必要になります。
日本には、病気やケガで病院にかかったときに、医療費の7割~9割を補償してもらえる『公的医療保険』という制度があります。
しかし、手術や長期入院をした場合、本来の医療費が嵩むため、公的医療保険で補償されていても自己負担額が高額になります。
民間医療保険とは、手術や入院をした場合、公的医療保険とは別に、医療費を補償してくれる任意で加入する保険です。
万が一の病気やけがで治療費や入院代が保障される保険です。加入内容によっては、治療費や入院費用に加えて、手術や通院した場合など、必要になる費用が保障されることがあります。
医療保険を検討する際には、まず終身か定期かを考える必要があります。
終身医療保険の場合は保険料は加入した時から変わりませんが、保障期間が生涯にわたります。
定期医療保険の場合は、契約時の年齢が低いうちは保険料が安く、年齢に応じて保険料が変わってきます。
また、契約期間が保障されます。
現在、がんは死亡原因の第一位です。死に至ることのあるがんに備え、がん保険を検討する方も多いと思います。
がん保険の特徴は、以下のように保障内容によって4種類に分かれることです。
入院給付金型:入院したときの費用を保障
実損補填型:公的健康保険の自己負担額(3割)を保障
診断給付金型:がんと診断されたときにまとめて保険金が支払われる
収入保障型:がんで入院した期間の収入を保障
それぞれに特徴があるので、保険代理店に相談して、ご自身に合ったがん保険を検討されてください。
公的な介護保険を補てんする形で、民間の介護保険があります。寝たきりの状態や認知症になってしまった場合に保険金が支払われます。
まとまった金額を受け取る一時金、月々支払われる年金、両者を組み合わせた併用の3種類に分かれています。
死亡保障である終身保険の支払いが終わった時点で、死亡保障から介護保障に切り替えることができる保険もあります。
ご自身が入るだけでなく、両親の介護が必要になる可能性に備えて検討する方もいます。
特定疾病(三大疾病)保障保険とは、がん・急性心筋こうそく・脳卒中のいずれかになった時に保障される保険です。その他の病気になっても適応されませんが、死亡の確率が高く、治療費も高い3つの病気に特化した保険になっています。
日本人の約4割の方が、がん・急性心筋こうそく・脳卒中で病気で亡くなるという厚生労働省のデータもあり、他の医療保険に加えて万が一に備えたい方におすすめです。
貯蓄型保険とは、将来に備えて貯蓄ができる保険のことです。
銀行預金よりも高い利率で積み立てられることが最大の特徴で、株や投資信託のような大きなリスクがありませんので、20年~30年後に確実に貯めておきたいという方におすすめです。
しかし、途中で解約すると元本割れする可能性があり、契約後すぐに解約した場合は、ほとんどお金は戻って来ません。
また、銀行預金のようにご自身の好きなときに引き出すことはできないため注意が必要です。
学資保険は、子供が成長して高校や大学への教育費を積み立てていく保険のことで、こども保険とも呼ばれています。
100万から300万円ほどを積み立てるのが一般的で、子供が小さいうち(例えば10歳までなど)に加入します。満期は大学入学の18歳が多く、中高入学のタイミングで一定金額が支払われるものや、大学入学後に月々支払われるものなど受け取り方もさまざまです。また、一般的な通常預金と比べて利率が高いのも特徴です。
お子様ために確実に教育費を残しておきたい方や、家計への負担を考えて計画的に教育資金を貯めておきたい方におすすめです。
個人年金保険とは、国民年金や厚生年金に加えて、ご自身で年金を積み立てておく保険です。契約で定めた年齢(例えば60歳など)になると、支払った保険料よりも多い保険金を受け取ることができます。
受け取り方に多くの種類があり、10年など受け取り期間が決まっているもの、生涯年金を受け取るもの、一時金としてまとまった額を受け取るもの、配偶者が受け取るものなど、ご自身に合ったプランを検討していきます。今後さらに高齢化が進む日本で、国の年金制度だけでは不安を感じ、ご自身でも老後に備えたい方は検討されてみてはいかがでしょうか。
家や家財、自動車など、モノの損害に備える保険を「損害保険」といいます。
火災保険とは、火事で建物や建物の中にある家具や什器が燃えてしまった場合の補償です。
適用範囲は火災だけではなく、落雷や台風、浸水や盗難に対しても補償される保険もあります。
地震保険とは、火災保険に加入することで特約でつけることのできる保険です。
通常の火災保険では、地震・噴火・津波による損害は補償外になります。
火災保険に上乗せして加入することにより、地震・噴火・津波が原因とする火災・損壊・埋没・流失による損害を補償します。
自動車保険には「自賠責保険」と「任意保険」があります。
「自賠責保険」とは、全ての自動車と原動機付自転車を運転する場合、加入が法律によって義務付けられている保険です。
「任意保険」とは「自賠責保険」に上乗せして任意で加入する保険です。
傷害保険とは、主にケガをした場合の補償です。
突然の事故による入院や通院、後遺障害や死亡に対して保険金が支払われます。
所得補償保険とは、病気やケガで働けない期間、所得を補償する保険です。
レクレーション保険とは、レクレーション中の事故で参加者がケガをした場合の補償です。
入院や手術、通院のほか、死亡、後遺障害に対して保険金が支払われます。
海外旅行保険とは、旅行中に起こったアクシデントに対して補償する保険です。
海外旅行中に病気やケガをして病院で診察を受ける場合、日本の公的健康保険が適用されないため、医療費が高額になることがありますがこうした医療費などを補償します。
また、病気やケガに対する補償の他、盗難や事故などのトラブルに対して補償が付く保険もあります。
自転車保険は、自転車に乗っている間に発生した損害に対して補償する保険です。
加入者自身がケガをした場合だけでなく、加入者がケガをさせたり、物を壊した場合にも適用されます。
ゴルファー保険とは、ゴルフの競技中や練習中に起こった事故や損害に対して補償する保険です。各保険会社によって補償内容は様々ですが、下記のような場合に適用されることが多いです。
このホームページは、各保険の概要についてご紹介したものです。取扱商品、各保険の名称や補償内容等は引受保険会社によって異なりますので、ご契約(団体契約の場合はご加入)にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくご確認ください。ご不明な点等がある場合には、代理店までお問い合わせください。
募集文書番号 22TC-103385
ご相談予約は
こちらから